経営教科書 第5巻 ― 売る(マーケティング)
マーケティングは「売れる仕組みをつくる」こと。市場を分けて狙い(STP)、4Pを設計し、データで顧客を理解し、ブランドを育てる。
1章 マーケティングとは何か
マーケティングとは、単に「売る」ことではなく「売れる仕組みをつくる」ことだと捉えられる。その根底にあるのが、顧客にとっての価値と、その価値と対価を交換するという考え方である。
2章 市場を分ける・狙う(STP)
市場を分けて狙う手順はSTPと呼ばれる。まず市場を切り分けるセグメンテーションを行い、次にどの相手を狙うかを決めるターゲティングを行う。最後に、選んだ相手に対して自社がどのような立ち位置を取るかを設計するポジショニングを行う。
3章 マーケティングの4P
マーケティングの実行手段は4Pと呼ばれる四つの要素に整理される。何を提供するかという製品(Product)と、それにどう値をつけるかという価格(Price)、どう届けるかという流通(Place=販路・チャネル)、そしてどう伝えるかという販促(Promotion=広告などのコミュニケーション)である。
4〜5章 顧客・データ・ブランド
顧客を理解するには、顧客の購買行動や、一人の顧客が生涯にもたらす利益を示す顧客生涯価値(LTV)を見る。デジタルマーケティングの基礎知識もあわせて必要になる。そして、ブランドを育て、リピート購入や顧客ロイヤルティ(=顧客の愛着・継続利用)を高めることが、長期的な成果につながる。
まとめ
製品を押し込むのではなく、データとブランドによって顧客が「来て、続けてくれる仕組み」をつくることがマーケティングの本質である。