Boris Cherny(ボリス・チェルニー)— Claude Code の創設者
Boris Cherny は Anthropic(アンソロピック)でClaude Codeを作った人物である。このTIL(Today I Learned=日々学んだことを記録するノート)サイトの著者・中村仁紀がサイト全体と日々の開発で実践している「Boris式」ワークフローの源泉になっている。
プロフィール
Cherny は Anthropic で Staff Engineer 兼 Head of Claude Code(Claude Code 責任者)を務める。それ以前は Meta で5年間 Principal Engineer を務め、Messenger と Facebook Groups の統合などのプロジェクトに携わった。TypeScript(=JavaScriptに型を追加したプログラミング言語)の標準的な入門書『Programming TypeScript』(O'Reilly, 2019)の著者でもある。Claude Code 自体は Anthropic 社内のサイドプロジェクトとして始まり、社内ツールから公式プロダクトへと育った。
主な実績
Claude Code の創設者として、Cherny はターミナルに常駐し続けるAI開発エージェントというフォームファクター(=製品の形態)を定義した。2026年1月には自身の「意外なほどノーカスタマイズ」なClaude Code設定をXで公開し、800万インプレッションを集めた。Anthropicは、社内でClaude Codeを導入した後、エンジニア一人当たりの生産性が人員が3倍になった中でも約70%向上したと公表している。また、スラッシュコマンド・サブエージェント・スキル・フック・プラグイン・パーミッション(権限設定)という多層のカスタマイズ機構も設計した。
このサイトへの影響
著者の設定ファイル~/.claude/CLAUDE.mdの冒頭が「Boris Practice Repo」と書かれているのは偶然ではない。Verification Loop(型検査 → テスト → lint → コミット)とPlan / Execute / Verifyの3フェーズは、Boris式を直接踏襲したものである。/commit-push-pr・/quick-commit・/grill・/review-changesといった一連のスキルも、Borisが公開した設定を土台に構築されている。「Opus + Plan Mode + 最大限の思考」を重視する姿勢も、Borisがインタビューで語った内容と一致する。
関連リンク
出典・参考
- Building Claude Code with Boris Cherny — Pragmatic Engineer — インタビュー(Gergely Orosz)
- Head of Claude Code: What happens after coding is solved — Lenny's Newsletter — インタビュー(Lenny Rachitsky)
- Boris Cherny (Creator of Claude Code) On How His Career Grew — developing.dev — インタビュー
- How Boris Uses Claude Code — howborisusesclaudecode.com — 公開設定のアーカイブ
- Programming TypeScript — Boris Cherny(O'Reilly, 2019)— 書籍