AI検索評価 ⑤ — 日本ドメイン比率
日本ドメイン比率とは、AI検索エンジンの引用URLのうち.jp系ドメインが占める割合を示す指標であり、英語圏の学術ベンチマークには存在しない、GMOオリジナルのローカライゼーション指標(=地域密着性を測る尺度)である。
定義と計算式
対象サフィックス(=ドメイン末尾)は.jp/.co.jp/.go.jp/.ac.jpであり、サブドメインも含める。比率は、.jp系URL数を総引用URL数で割って算出する。v1のスコープは.jpファミリーのみであり、.tokyoや.osakaを含めるかどうかは未決定である。
なぜ重要か
海外ドメインばかり引用するエンジンは、日本の法規・税制・地域情報に弱い。クライアントが日本企業の場合、この比率が低いエンジンでは被引用機会が少なくなる。Princeton GEO(プリンストン大学のGEO研究)やMIT Aral(マサチューセッツ工科大学のAral研究)は英語中心のベンチマークであり、この指標はローカル評価の空白を埋める役割を持つ。
計算例(仮想シナリオ)
仮想のシナリオでは、ChatGPT Searchが0.68で日本ドメインが約70%を占め支配的だった。Claudeは0.42、Copilotは0.55、Geminiは0.51である。YMYL(金融・医療・法律)領域では、.go.jp比率を安全性シグナルとして別途集計する。
ai-searchプロジェクトでの活用
日本語クエリ600問すべてに適用し、エンジン × セクター × インテント(=検索意図)で集計する。この指標はC2「情報源の信頼性バイアス」におけるローカライゼーション(地域密着)ファセット(=評価側面)を構成し、.go.jpサブ比率はYMYLカテゴリの規制情報品質を可視化する。
日本ドメイン比率はAI検索エンジンの地域密着度を数値化する指標であり、日本市場向けクライアントの評価に不可欠である。
関連ノート
- AI Search Evaluation: The 12 Metrics — Gateway
- AI Search Evaluation ①Citation Rate — How Many URLs Are Pulled In Per Answer
- AI Search Evaluation ②Source Diversity — How Unskewed the Cited Sources Are
- AI Search Evaluation ③Accuracy Score — How Often It Answers Factual Questions Correctly
- AI Search Evaluation ④Answer Length — How Many Characters It Returns to the User on Average
- AI Search Evaluation ⑥TLD Distribution — The Composition by Domain Type