用語ミニ辞典——AI 事業・GEO 戦略で出てきた専門語
AI の防御力(=堀)と Google(グーグル)の動画ツールをめぐる議論で使った専門語を、1 本のノートにまとめた早見表である。各項目は「用語=一行の平易な補足」の形にしている。
事業・戦略の用語
- バーティカル(vertical)——特定の業種に特化した事業・SaaS(=サブスクリプション課金型のソフトウェア)。全業種横断の「ホリゾンタル」の対語である。
- レセプト(診療報酬明細書)——医療機関が健康保険に医療費を請求する明細(語源はドイツ語の Rezept=処方箋)。返戻(へんれい)は不備で審査機関から差し戻されることを指す。
- コモディティ化——差別化が消え、誰でもできる均質な商品になって価格競争に落ちること。
- 堀(moat/モート)——競合が追随できない持続的な優位。城の堀にたとえた「守りの固さ」の比喩である。
AI・技術の用語
- GEO(Generative Engine Optimization=生成エンジン最適化)——ChatGPT 等の AI 検索に引用・言及されるための最適化。従来の SEO(検索エンジン最適化)の AI 版にあたる。
- AI エージェント——指示に対し、自分で計画・調査・ツール操作をして多段階の作業を進める AI。
- マルチモーダル/Omnimodal(オムニモーダル)——テキスト・画像・音声・動画など複数種類のデータを扱えること。Omni はラテン語で「すべて」を意味する。
- 検証可能(verifiable)/報酬(強化学習)——正解と機械的に照合できる作業は「良し悪しの点数(報酬)」を作れるため、AI を反復学習させられる。だから答えが一意な作業ほど AI の上達が速い。
登場した固有名詞(2026 年時点・確認済み)
- Veo(ヴェオ)——Google DeepMind(グーグル・ディープマインド)の動画生成モデル。現行は Veo 3.1 で、音声も同時生成する。Flow・Vids・開発者向け API で使われている。
- Gemini Omni(ジェミニ・オムニ)——2026 年の Google I/O で発表された新しい動画モデル。一般向け Gemini アプリでは Veo に代わり既定のモデルになった。低コスト版が Gemini Omni Flash である。
- Omniverse(オムニバース)——NVIDIA(エヌビディア)の 3D 協調制作・シミュレーション基盤。Omni(すべて)と Universe(宇宙)を組み合わせた造語で、Gemini の「Omni」とは無関係である。
- デジタルツイン——現実の工場・都市・機器などをそっくり再現した仮想モデル。シミュレーションに使われる。
専門語そのものは敵ではない——補足のない専門語が敵である。各項目は用語と一行の補足を対にして、深さを保ったまま誰でも追えるようにしてある。
出典・参考
- Gemini Omni — Google (blog.google, I/O 2026) — 公式ブログ
- Veo — Google DeepMind — 公式サイト
関連ノート
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